競走部監督ブログ 

明治大学体育会競走部監督園原健弘のブログ

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大学生の年代が一番制限されています。

競走部の現状をお伝えしたいのですが、SNS、HPでの情報の出し方に少しだけで制限をかけられています。原則体育会活動は活動停止状態を基本に、申請許可ベースで動かしている現状があります。夏季合宿についても情報発信は控えております。

 

みんな元気にやっております。

 

社会的にみても大学生の年代が一番行動制限かけられているのではないでしょうか!?

 

大学は4月以降、入構禁止、授業はリモート授業、テストに変わって多大なレポート提出。かなり心身を痛めつかれれている状態です。特に新入生は孤独と不安で相当なストレスを抱えていると、部長からも連絡ありました。

 

競走部は、合宿所生活で八幡山での活動は許可されていたので、新入生も先輩のアドバイスを受けながら、朝5時までレポートを提出し、その後練習に出てくる選手もいました。疲れてはいますが、競走部の練習と併せてメリハリのある生活を送れている方でしょう。

 

体育会の活動が、教育の現場に先立って動くことにすべての人が好意的に見てくれる訳ではありません。それは我々も選手もしっかり認識しています。選手は今の状況をしっかり理解して自己を律して八幡山でストイックな毎日を送っています。

 

そして、大学からの競走部への信頼感もしっかり受け止めています。今のスタッフがしっかり活動してくれている事、西SVが長年に渡って大学との信頼関係をつくりあげてくれたおかげで、ある程度の活動が許可されています。

 

大学生の年代だけが、学校にもいけずSTAYHOMEを余儀なくされている現実。本来であれば社会を先導するような動きを取るべき年代、機関ではないのかと考えつつ。

 

「競走部だけでも動かそう!」と思っても現実はそうはいきません。

 

それでも、競走部の活動が在校生や校友の皆様を元気付けられるような準備もしています。

 

競走部の三浦コーチと坂井トレーナーがトレーニングジャーナルで「エビデンスに基づく競歩レーニング」を執筆中です。自粛期間中に時間できたので、構想して出版社に営業して執筆してくれています。優秀な三浦コーチを明治大学だけでは独占できませんので、体系立ててまとめてくれています。明治からの恩返しとして、古賀が冬季トレーニングで取り組んだフィジカルトレーニングも坂井トレーナーがまとめてくれています。競歩関係者だけでなく、スポーツ指導者、愛好家にも共有頂ける内容です。

下の写真はサービスで(あまり出すと出版社にご迷惑がかかるので。)。

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新連載『エビデンスに基づく競歩のトレーニング&コーチング-U18からマスターズまで-』(1/24回)

デジタル出版のみです。24回連載。

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出雲駅伝中止残念です。

出雲駅伝の中止が発表されました。

 

残念です。

頑張って来た選手が可哀そうとか、今までやって来たことが無駄になる、悔しい、というような感覚の残念さは後ろのほうです。

 

多くの皆さんが決断を下すまでになんとか開催の道を探ってくれていたと思います。悲しむ人が多数いるであろうことを承知の上での開催中止をせざるを得ないような今の状況に、残念です。

 

佑樹駅伝監督から「選手をしっかりフォローします。」とラインが来ました。

出雲は明治の距離という自負もあったし、1500Mの佐久間も自己新、櫛田も13分台でチームも上昇中なのでいい戦いが出来る、あわよくばという気持ちだったと思います。

 

事態をいつも淡々と受け止めるスタッフ、選手達なので大きな動揺もなく、ピンチはチャンス。大きな勉強の機会と捉えています。

 

社会の中で、駅伝が今必要なのか、駅伝によって、競技によって人々に何が与えられるのか、そんな事をしっかり考えてくれています。

 

選手には出場できなかったことが今後の人生にとってプラスになるように転換してもらいます。

 

スポーツは、「する人、観る人、支える人」で成り立ちます。

する人が目立つので「する人の大会」と思われがちですが、多くの支えがあって成り立ちます。

 

支える人や観てくれる人、そしてステークホルダーの皆様(今回は富士通出雲市が大?)がそれぞれ心地よく取り組める条件が揃わなければ開催は難しいでしょうね。

 

「こんな時に大会やりやがって!」という声を「頑張ってるな~!俺も、私も頑張るぞ~」に変えられると思っておりましたが。

 

私のポジションにいるとスポーツ好き、駅伝ファン、陸上ファンの皆様のお声が良く届くので、偏っているかもしれませんが、この大変な状況の中で、選手達の頑張りが、皆様の日常に楽しみや元気、勇気を与えられるような気がしておりました。そんな事が出来なくなることがもう一つの残念です。

 

支えて頂く皆さまのリスクを取り除くには時間が足らなかったですね。特に陸上競技の審判や補助員、観察員をしてくれる皆様は60歳以上の方が多く、日ごろから本当に感謝しかありません。元旦競歩などをやってくれている姿をみると本当に感謝感謝です。

 

選手達は、どんな苦難があっても心おらずに頑張ります。この難局をみんなで乗り越えていきましょう!

25日のトレーニング風景をご覧ください。

 

 

 

 

競走部活動再開のお知らせ!

競走部活動、本日より再開。

快晴の気持ちの良い6月20日(土)競走部活動が許可されました。

 

東京での感染者も40人前後で推移、東京から他府県への移動での感染拡大などがあり、大学も全面解禁ではなく、活動計画、対策をしっかり申請しての許可となりました。許可されない部もあると思います。

 

条件付きでの活動解除ですが、今日の天気のように気持ちも晴れやかに視界が一気に広がり新しい世界に踏み出せたような感覚。

今後のスケジュール・目標も少しづつ明確になってきました。

引き続きご指導・ご声援・ご支援よろしくお願いいたします。

*大変申し訳ありませんが、引き続き八幡山グランド・合宿所への部外者の立入りは許可されておりません。

夏季合宿もしっかり出来そうです(受け入れ先に大きな変化がなければ)。

9/11-13日本インカレ 新潟

10/1-3日本選手権 新潟

10/11 出雲駅伝

10/16-18日本選手権リレー 横浜

10/23-25U18U20  広島

11/1全日本大学駅伝 

 

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競走部活動自粛継続中!&お知らせ!

みなさま

 

大変ご無沙汰しまして申し訳ありません。

競走部は政府の緊急事態宣言解除、東京都のステップ3への緩和後も、部としての活動停止状態は継続中ですが、幸いにもキャンパス内ではない八幡山にグランドがあるので、選手各自が自主練習を行っております。

徐々に帰省していた選手も合宿所に戻って来て活気が出て参りました。

 

部としては、6月19日の他県移動解禁を待って6月27日(土)までに帰省を切り上げて合宿所に戻るように通達しております。

 

秋以降の競技会スケジュールが明確になっておりません、大学側からの全体練習解禁日、競技会への参加の可能性など明確ではありませんが、許される範囲内で徐々に活動再開していきます。

 

お知らせ

M高史君のラジオ番組に競走部スタッフが続けて登場しました。是非聞いてください。

*M高史(駒澤大学陸上部OB主務として箱根黄金期を支える、現在お笑いアスリート芸人)

 

山本佑樹駅伝監督

https://stand.fm/episodes/5ee19cd833ca4e2126703530

 

渡邊高博コーチ

https://stand.fm/episodes/5ecb232b00ec6e9b703afc82

 

園原

https://stand.fm/episodes/5ecf1ff233ca4e826e70038b

 

 

競走部活動休止します。

緊急事態宣言を受け、競走部も本日から5/6まで活動休止いたします。

 

本人、保護者の希望に沿って、帰省する学生,残寮する学生がおります。

国も帰省を抑制するように求めていますので、合宿所で生活する学生が多くなりますが、スタッフ一同学生をしっかり守りたいと思います。

 

学生もしっかり社会の一員として責任ある行動をとります。

 

 

 

競走部の現況について

明治大学体育会競走部の現況について

 

いつも競走部を応援頂き有難うございます。

 

競走部では現在、国、都、大学当局の要請指示により活動自粛しております。

具体的には大学から都度要請通達が出ますのでそれに則した対応をしております。

 

最初に自粛要請が出たのが2月26日。当初は3月31日までの自粛要請。

この間春季合宿中止、対外レース出場中止。(競歩古賀のみ能美競歩出場。)

練習時以外基本外出禁止にして八幡山での練習は普通にしておりました。

 

そして3月26日の小池都知事の週末の外出自粛要請。併せて大学からもより強固な自粛要請受が出ました。都度通達が出ますので、その通達に則した対応をしております。

基本活動停止要請ですが、合宿所、八幡山グランドは閉鎖されておりません。

【部員の移動を伴わない活動(合宿所に隣接する練習場での活動等)で,かつ各部の指導者が管理徹底できるものについては個別判断とします。】

以上を踏まえ

競走部では以下のような対応をしております。今のところ5月6日まではこの状況の予定です。(が、これを書いているタイミングで「緊急事態宣言」が出されるようですので、また対応が変わる可能性もあります。)

  

合宿所居住者(近隣アパート含む)のみの八幡山グランドのみによる活動をしております。

  • 通い学生(マネージャー含む)の八幡山グランドでの活動禁止
  • 八幡山グランド、合宿所への部外者の立ち入り禁止
  • 学生、保護者からの希望があれば帰省による個別解散*その場合は極力公共交通機関を使わない。何名かの学生は帰省しております。

 

合宿所居住者に対する管理体制

  • 毎日の検温
  • レーニング時以外、基本的に外出禁止
  • 居住空間でのストレスを感じさせないためのメンタルケア(コーチ他によりリモート相談)
  • 保護者への現況報告

 

更に、日本陸連より6月までの競技会中止発表、関連団体への要請があり、関東インカレも中止となりました。全日本大学駅伝の予選会などもどうなるか??です。

 

学生も何を目的にトレーニングするか目標が不明確な状態で、かつ八幡山にある意味軟禁状態です。(帰省するにも出来ない状況もあります。)

 

このストレスフルな日常の中でも成長してほしいと思います。時間があるので色々考えてほしいと思います。時間を味方にしてほしい(オリンピックの延期で可能性が出る選手もいます。また競技会がない時にこそ出来る事。)

 

この機会に学生競技者には、競技者の前に社会の一員であることをしっかり認識し理解してほしいと思います。感染しない、うつさない。

 

競技会には、日々のトレーニングには多くの支援があり成り立っていることを理解してほしいと思います。

 

競技会は多くの支援があり成り立ちます。今はそのリソース(会場管理の自治体、運営の役員、レスキューなどの医師、交通手段、警察や関係団体の警備などなど)は他のところに使われなければなりません。

 

また、こんな状況の時こそ、日ごろお世話になっている明治ファンの皆様に勇気や元気や楽しみを与えられるような存在になれればいいと思います。

 

現在https://twitter.com/MeijiKyosoでは新入生が自己紹介をしておりますので是非みてください。

 

今年も有望な選手が入学してくれました。この選手たちが活躍する姿を想像しながら元気を出してもらえればと思います。

 

みんなでこの苦難を乗り越えましょう。

 

 

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卒業おめでとう!さあ前へ!

本来であれば本日(3月23日)が明治大学の卒業式。

昨日(22日)が競走部の歓送迎会。

大学で学んだ、競走部で過ごした4年間を締めくくる象徴的行事が中止になったのは本当に残念です。学生には申し訳ないことをしたという気持ちがあります。

 

「歓送迎会だけでも開催しましょうか?」という声もありましたが、卒業式の前日に開催している日程・移動の負担も考慮して中止にしました。

 

2019年度の卒業生は箱根駅伝でシード獲得、関東インカレ2部降格と明暗分かれた結果を残してくれました。チーム編成、強化方針から言えば、「箱根シード獲得」が大きく優先され評価されます。

 

この年代、入学のタイミングで監督・スタッフ人事が大きく変わり、彼らの1年生時には部内は混乱状態でした。その後も箱根はシードを逃し、出場すら逃したこともありました。

そんな中、阿部主将を中心に短距離の富山、金子、競歩の斎藤、本橋、塩見マネージャー中心にいいチームにしてくれました。苦難を乗り越えたチームです。

 

本当に4年間よく頑張った。有難う。

 

君たちの卒業タイミングで起きた今回のコロナショックも何かそれぞれ意味を見出して今後の人生にプラスになるように変えてほしいと思います。

 

大学の4年間といえば、人生の中で最高に自由な時間を得られるであろう4年間。そんな4年間を競走部という枠組みの中で多少(でもないか)自由を、時間を制限しながら取り組んだ4年間。大いに意義があった時間だったと自信をもって社会に出てほしいと思います。

 

求められる結果や周囲からの期待へ応えようとする重圧、身体的な高強度のストレス、価値観の多様な中での集団生活、学年ごとに求められる役割の進化への対応、一般の学生が通常の生活では経験しないような状況の対処を経験し、失敗したり成功したりしています。

 

明治大学で学んだ4年間、競走部で過ごした4年間、自信と誇りをもって、さあ前へ!

 

以下明治大学HPより

【21世紀に入り、グローバル化が急速に進展した一方で、多様な価値観のぶつかり合いによる国家・民族間の相克や社会的・経済的格差の顕在化など、様々な問題が生まれ、世界は混迷を深めつつあるように見えます。日本では少子高齢化が進行することにより、新たな価値観に基づく社会システムの構築が模索されています。こうした現代社会が抱える諸問題に真摯に向き合い、グローバル・パートナーシップを醸成して問題解決への取り組みを重ねることによって、ともに持続可能な社会を築いていくことが、いま求められています。

そこで重要になるのは、一人ひとりが人類の英知に学びながらそれぞれ個性を育み、多様な個性を尊重しつつ、社会のあらゆる場面で協同することを日常化することです。明治大学は、2031年に創立150周年を迎えます。これまで、建学の精神である「権利自由、独立自治」を体現した多彩な人材を輩出してきました。これからも、多様な「個」を磨き、自ら切り拓く「前へ」の精神を堅持し、社会のあらゆる場面で協同を進め、時代を変革していく人材を育成します。これら人材の育成に必要な教育の基盤は研究、すなわち知の創造にあります。各専門分野を牽引する独創的研究を推進するとともに、学際的・国際的連携によって知の厚みを蓄え、新たな課題に挑戦します。建学の精神を体現した人材の育成と知の創造を通して共創的未来へと前進します。

さあ、ともに前へ!】

 

 

競走部HPも4月に入れば皆さんから新入生に入れ替えられます。以下に残しておきます。

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