競走部監督ブログ 

明治大学体育会競走部監督園原健弘のブログ

MENU

新年明けましておめでとうございます。心技体の充実を!

2021年 あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

出来るだけこのブログでは光が当たらない部分にも光を当ててて、皆様にも情報提供できればと思っております。

 

競走部は神宮外苑絵画館周回コースでの元旦競歩からスタートしました。明日は箱根駅伝です。

 

2021年の初日は気持ちの良い朝でした。穏やかな1年になってほしい!無事オリンピックも開催できるような状況になってほしい!それが強い思いです。オリンピックスタジアムに見守られながら、4年の村尾、2年の濱西が無事にゴール。まずまずの内容でした。特に村尾はいいレースでした。濱西もあと一歩。

 

パフォーマンスを支えるのは心ということを、チームや社会を支えるのも心ということを学んだ2020でした。様々な情報に踊らされ、何が真実かもわからない中で過ごした2020年。どう振舞うか、どうあるべきかを問われた1年だったような気がします。同調するべき部分と進むべき部分をどう見極めるか。

 

心技体。

心を創り、技術を育てて、最後に体力。そんな基本的な言葉が浮かぶ一年でした。

 

 

技術もないのに体力だけ求めるトレーニングしてもパフォーマンスは上がらない。

心が作れていないと技術習得もできない。時間を要する技術習得にじっくり向き合えず、情報に右往左往させられ振り回されているだけの時間が過ぎてしまいます。

心なく体力(金や組織力)つけたら何かやらかしてしまうかもしれません。

 

2020は心を創るのにいい時間だったと思います。競走部のスタッフがすごいのは技術を教える力は日本でもトップクラスと思っていましたが、実はそれ以上に心を共創していく力がとても優れていると知ることが出来ました。(まあ私が一番古典的で寄り添うなどということができませんかね。)日常がいかに多くの人に支えられて動いていたのか、自分は何が出来るのか!何故そこにこだわって生きているのか?そんなことをそれぞれ考える時間は十分あったのでは。

 

競走部の4年間でこの心の土台をしっかり創りあげる時間ななんだと思います。4年の村尾がしっかり予定通りのペースで歩き切りました。箱根駅伝も4年生がしっかり走ってほしい。

 

今年の夏には、オリンピックが開催できるような社会状況になることを願うばかりの2021の幕開けです。

 

写真はいつもお世話になり続けている飯田貴紀さんが撮影してくれました。今年もよろしくお願いたします。

f:id:meijikyousou:20210101192854j:plain

f:id:meijikyousou:20210101193319j:plain

f:id:meijikyousou:20210101193335j:plain



元旦競歩からスタートです。

大注目の箱根駅伝の陰に隠れてますが、短距離ブロック、競歩ブロックも頑張っております。短距離ブロックは、26日に年内のトレーニングを打ち上げて解散しております。

競歩ブロックは元旦競歩、2月の日本選手権(神戸)、3月の能美の学生選手権と今がトレーニングの最重要期。

www.jaaf.or.jp

元旦競歩には村尾(4年)と濱西(2年)が出場します。

2月の神戸の日本選手権直後の2月末から活動自粛状態になり、初めて経験した活動制限状態の一年。コロナ禍で東京オリンピックも延期になり、考えられないような事態の一年でした。改めて、健康の大切さ、日常生活の尊さを再認識した一年でした。

 

2月以降は体調が少しでも変調を訴えたら、すぐに隔離したり過剰なくらいに対応し神経を使った一年でした。選手も自分だけでなく周りにも迷惑をかけることを自覚し、しっかり自制しここまでよくやってくれました。

この年末年始の解散中も学生の保護者が医療従事者の方は、「帰ってくるな!」とお達しがあるようで、本日も短距離選手がグランドで練習しておりました。

改めて、親も子も淋しい年末年始だな~!と。来年は帰れるような1年になるように。

 

2021年は元旦競歩からスタート!こんな状況でも良く頑張った選手達、そして開催してくれる東京陸上競技協会の皆様。敬意しかありません。

選手にも感謝、協会にも感謝です。

 

八幡山は元旦競歩と箱根の最終調整で活気が溢れておりました。

f:id:meijikyousou:20201230142741j:image

濱西(2年)のトレーニング風景

応援自粛のお願い&LIVE配信のご案内

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
明治大学体育会競走部よりお願い&ご連絡】
1月2日(土)・3日(日)に開催される「第97回東京箱根間往復大学駅伝競走」は、新型コロナウイルス感染症の影響により、スタート・ゴール・中継地点・沿道での応援を自粛するよう呼びかけられております。競走部関係者(付き添い・補助員以外)には自粛ではなく沿道での応援は実質禁止という通達を出しております。
箱根駅伝ファンの皆様も是非沿道での応援を自粛して頂きますようにお願いいたします。
そこで競走部では「明治大学体育会競走部公式チャンネル」において以下のようなライブ配信を企画しております。
2日、3日はご自宅でTV中継を見ながら、応援頂きたくお願い申し上げます。
「復路を応援しよう。頑張れ明治!みんなで頑張ろう!合宿所ライブ中継」Supported by 明治大学父母会
協力:明治大学スポーツ新聞部、明治大学体育会応援団
配信時間
1月3日(日) 第一部10:00頃~14:00頃
    箱根駅伝を走った選手、スタッフへのインタビュー 等
1月3日(日) 第二部15:00頃~16:30の予定
    報告会
*当日の状況により予定が変更される可能性もあります事を事前にご了解お願いいたします。
Twitterにて随時情報発信いたします。YOUTUBEチャンネルへのご登録お願いいたします。
 
2020年はコロナ禍の影響により、多くの皆様が活動を制限されております。今年は、明治大学の学生も大学には登校できずリモート授業中心の一年でした。
キャンパスライフが一切ない一年でした。そんな中、箱根駅伝が開催され、その場に参加出来ることは感謝の気持ちでいっぱいです。
明治大学の代表として箱根路を皆さんの思いも乗せて精一杯走りたいと思います。当日は箱根駅伝というイベントを通して明治大学の学生全員へエールをお送り頂ければ幸いです。
全ての活動が制限されて苦しい思いをされている皆様へエールを送りあえればと思っております。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

f:id:meijikyousou:20201229083511j:plain

f:id:meijikyousou:20201229083614j:plain

ギフティングサービス Unlim の利用を開始しました。よろしくお願いいたします。

皆様!

いつも応援頂き有難うございます。またまた応援のお願いになって恐縮ですがよろしくお願いいたします。

f:id:meijikyousou:20201223163524j:plain

 

 

競走部ではこの度ギフティングサービスを開始させてい頂くことになりました。ギフティングと言うと分かりにくいと思いますが、簡単に言うと寄付です。(クラウドファンディングとは少し違います。)投げ銭というシステムがありますがそれに近い形態です。「Unlim」に本日より登録し公開させて頂きました。

 

unlim.team

 

競走部への寄付は大学を通した未来サポーター募金があります。

OBの皆様には紫交会という組織があり、そこでの会費、寄付をお願いしております。

 

従来、大学も一般の皆様から寄付をお願いする時は上記の未来サポーター募金に1本化してください。と指導されておりました。

その理由はいくつかあると思いますが、不透明な資金の流れは組織の混乱を招く、教育機関としての大学が各種サービスなど利用するべきでない、というようなところがあったかと思います。

 

しかしながら、競走部では年度の収支会計報告を作成し、大学のリクエストなくても提出してきました。学生からの合宿の自己負担金などもしっかり収入の部に記載し(当たり前ですが)、活動資金の流れを明確にしております。

そんな信頼関係のもと、また世の中の環境変化に合わせて大学当局からも許可を頂きました。

色々な意見があるとは思いますが、「前へ」です。挑戦してみようです。

 

未来サポーター募金で、もちろんいいのですが、敷居を低くすることはとても重要な要素と思います。OB会の資金の集まり具合についても、寄付したいと思っていても、郵便振替とか、振り込みだと、ついつい後回しになり忘れてしまう。ということがあります。

 

その点、Unlimは思い立ったたら吉日(吉瞬間)。すぐにご寄付頂けます。少額でOKです。

 

収支決算を見て、いつも思うのは、学生への負担(ご両親・保護者)が大きい事。今年は合宿所の食事の見直しを行い、寮費も値上げしました。ご負担が大きいなあ。と。

また、今年は、新入生の保護者の方から、お電話頂き「住環境があまりにもひどいので何とかしてほしい。」とリクエストもありました。合宿所の整備はそう簡単に進みませんが、近隣アパートやマンションを借り上げて、密状態を緩和することは可能です。すでに新入生を受け入れるにあたり必須なので物件探しに動いております。

 

「元気があればなんでもできる!」と気合を入れがちですが、お金がないとできないことが沢山あります。一昔前の指導は、お金で解決出来る事、科学的アプローチで解決できることも、気合で何とかしろ、根性が曲がっている、やる気がないから出来ない、と精神論に置き換えられて指導されてきたように思います。

 

資金手当てするのも、環境整備するのも大切な指導陣の役目でしょう。選手に高いレベルの競技力を求めるなら、それに付随する生活環境の整備はとても重要です。「我々の時代はこうだった。から、わがまま言うな!」という時代ではないと思っています。そう言うことは我々の怠慢だと思っています。

 

更に、大きな枠組みでは、箱根駅伝箱根駅伝だけに留まらず、各方面に好影響をもたらすべきと思います。今回の明治大学競走部、箱根駅伝チームの参画でUnlimを多くの方が知って頂ければと思います。寄付金の一部はアスリートフラッグ財団にプールされスポーツ振興に、マイナースポーツの発展にも使われます。

箱根駅伝陸上競技の範疇(BIレベル)のイベントでなく、学校レベル(CI)レベルのイベントと捉えています。大学にも還元できるようにになりたいと思います。

現実に、競走部は長距離チームの活躍で短距離ブロック、競歩ブロックも活性化しています。短距離が、競歩が活躍すれば長距離も刺激を受けます。とてもいい相乗効果です。

 

また、佑樹駅伝監督の能力は箱根駅伝というチーム作りのみでなく、世界的ランナーの育成にも使わないといけません。先日の相澤君、伊藤君の日本選手権みても、学生選手への要求も大きなると思います。日本の宝のような選手が入ってくれば、大学や箱根の為だけという感覚でなく、日本の為、本人の為にが優先されます。もちろん今もそうですし、昨年の阿部などはその典型でした。学生が27分30秒くらいで走るのも普通になって世界に近づいていけると思います。その指導が出来る一番手は佑樹駅伝監督と思います。まさに箱根駅伝の創設の悲願が実現していきます。現場の指導者たちもそんな雰囲気を感じ、その使命感も感じております。そうなると西さんに佑樹駅伝監督がいたように、手足となるコーチも必要でしょう。

その資金はどすするか?ボランティアで???無理だよな!となります。

 

本当に、現場は良くやってくれています。学生も、保護者の皆様も、スタッフも。本当に頭が下がります。その頑張りだけではいつか瓦解してしまうかもしれません。

 

unlimのトップページで為末さんのインタビューがあります。

『アスリートやスポーツが持つソフトパワーはとても強いものだと思っていますから、教育や地域活性化といった社会課題の解決にも貢献できるはずです。ただ、今のスポーツ界はそのソフトパワーをまだまだ上手に活用できていません。

スポーツに何かを込めると強力な増幅装置になるんです。そういったように“スポーツに何を入れるか”を考えていくと、社会課題に良い影響を及ぼしていくと思っています。最近では個々のアスリートが「僕を応援してください」ではなく、「僕は社会のこういう課題を解決したいから、一緒に応援してくれませんか」というように、応援の対象を自分からビジョンへと変え、それによって資金や力を結集する事例も増えていますよね。この形の支援は長続きしやすいですし、社会に良い影響を及ぼすものなので、とても良いと思っています。』

この部分は我々も学生もしっかり考えたい部分です。スポーツで社会にも貢献したい。

スポーツが健全に行われる社会はとても健全な社会だと思います。このコロナ禍の状況でもお正月の各種スポーツが開催されれば、明るい気持ち、希望がある、前向きになれる、と思いませんか!?

さらに箱根駅伝は始める前の今も皆様に大きな楽しみを提供しているのではないでしょうか!?

 

誰が1区、2区は誰だ、5区の鈴木はどうだ?

駒沢が調子良さそうだ!

 

コロナ禍でリアルな活動が制限される中では特に。

また1年渡って楽しみを提供し続けらるコンテンツはそうそうありません。

 

そのコンテンツの中に自分の御贔屓の選手やチームが皆さんの分身だと思って、皆さんの夢も乗せて応援するのは楽しいことだと思います。

 

4yeasで立ち上げ想いの記事を書いて頂きました。感謝です。

4years.asahi.com

 

unlimシェアも大切なギフティングになります。皆さまの夢も乗せて応援頂ければ幸いです。

unlim.team

父母会オンライン交流会YOUTUBEレポート「箱根駅伝2週間前」

いつもお世話になっております。

 

本日12月19日(土)11:00~の八幡山グランドの練習の様子をご覧いただけます。

 

いつもこんなところで、こんな感じで練習しています。雰囲気を感じてみてください。

 

このコロナ禍の大変な中ですが、スポーツが開催出来るということは、まだまだ前向きに考えられるということではないでしょうか。今、出来る事、やるべき事をしっかり整理して、後ろ向きではなく前向きに動けるところは動いて行きたいと思っています。

 

飯田主務がレポートの中でしっかり話していますが、このコロナ禍の中、競走部員も練習以外はほぼ外出禁止状態で、リモート授業を受けているか、あとは「寝る事が楽しみです。」のような1年を送ってきました。

 

彼らの奮闘ぶりをみてください。明確な箱根駅伝という目標が出来たのは、秋になってからです。春先は先が見えない中でも、こんな感じで自主練、練習を行っておりました。今日も元気にトレーニングしています。気持ちの良い動きだと思います。手前みそですが、彼らのトレーニングを見て、やる気や元気や勇気を感じて頂けたら幸いです。

 


箱根駅伝 間もなく号砲レポート◎アンケートに答えると記念品GET!

 

今回のレポートにあたり明治大学連合父母会の皆様に大変お世話になりました。

いつもお世話になっております。2月の神戸の競歩日本選手権では毎年、兵庫県、近畿の校友会、父母会の皆様が六甲アイランドまでご足労頂き応援頂いております。

今年は父母連合会の小林会長にもお会い出来、とても元気と勇気を頂きました。今朝もお電話で御礼と色々ご支援をお願いしたところです。本当にいつも有難うございます。

 

父母連合会の皆様が後ろに回って、明スポの学生と競走部の学生が全面に出てレポートしてくれています。学生がしっかり組織や事をみんなで運営しまわしている姿も明治らしいところかと思います。明スポの金内君、前田主将、飯田主務、しっかりしていたと思います。

 

あと2週間。とりあえず、佑樹駅伝監督、山本豪副監督、は絶好調です。ちなみに私も絶好調です。コーチングスタッフも絶好調です。一番調子が良いのは西スーパーバイザーです。選手も多分、絶好調です。

残り2週間、しっかり調整します。

 

合わせた者が勝つ!そう言えるポジションで迎える箱根駅伝です。

 

f:id:meijikyousou:20201219183816j:plain

 

サトウ食品株式会社様にサポート頂けることになりました。経緯報告。

いつも明治大学体育会競走部を応援して頂き有難うございます。

既にマスコミなどで報道通り、競走部は箱根駅伝においてサトウ食品株式会社様にユニフォームスポンサーについて頂くことになりました。

 

サトウ食品様のプレスリリース→こちら

競走部HPからの発信はこちら

 

f:id:meijikyousou:20201214100140j:plain

スポンサード頂ける経緯について、競走部学生からも教えてほしいとリクエストあり、この場で公開できる情報は出そうと思います。私もスタッフや大学当局とはしっかり情報共有したつもりでおりますが、肝心の競走部員には情報共有なく、学生からリクエストあった時に、「あっ、そうだった。」と反省しました。学生の中には学業的に「スポーツビジネス・マーケティング」などを学んでいる者もいて、絶好の学びの場を奪うところでした。

 

そもそもの出発点はこちら 

WA(世界陸連)がユニフォームの広告規程を改訂しました。これは2020年4月から適用され日本陸上競技連盟もこの規定に沿って運用ということになりました。

どんな規定変更かと言うと、所属チーム(学校含む)以外にもう一つスポンサー名が表示可能になる。というものです。詳細は⇒こちらを参照ください。

テニスやF1、プロスポーツなどではスポンサー名がベタベタ貼ってある。あんな感じを徐々に解放していこうということでしょうか。

 

それでもこの情報をすぐさま理解処理できて実行に移せる選手はなかなかいませんでした。上半期や10月に日本選手権見て、これを取り入れていたのは寺田明日香(100MH)さんだけだったような気がします。ご主人がとても有能なマネージメントをされるので、「さすが!」という感じです。

f:id:meijikyousou:20201214084605j:plain

 

画期的なのは、「学校」でも表記できるとなった点です。

サッカーなどは高校チームもすでにスポンサーがついています。

number.bunshun.jp

陸上競技も今後は高校生、中学生レベルでも表記可能となるわけです。

 

 

学生レベルは上期は大会が中止になっていたこともあり、この部分についてはほとんど動きがありませんでしたが、全日本大学駅伝の開催が決まったあたりから、徐々に情報が出て動きが始まってきました。

 

しかしながら、日本陸連はOKしているものの、全日本駅伝主催者の、「日本学連ははこの規定の運用を許可しない。」などの情報が流れたり現場は少し混乱しておりました。許可しない理由は概ね、教育の現場にふさわしくない(?)やチーム間の格差が拡大する恐れがある?などと言ったものでした。(噂レベルのなので真相は??)

 

全日本大学駅伝前あたりから代理店も動き出したようで、競走部にも問い合わせがありました?

その問い合わせは「全日本大学駅伝箱根駅伝はスポンサー付けられるのですか?」とこちらが聞きたいような内容を現場にヒアリングしてくる感じでした。併せてこんな企業が興味を示していて、これくらいの金額です。という提示もあり。スポンサー料の相場感も何となくわかってきた感じです。10月の初旬頃ですね。

 

全日本大学駅伝に向けては、こんな状況でしたので、どのチームも準備できずでした。

その後、全日本大学駅伝が終わって、箱根駅伝主催者の関東学連に問い合わせると「日本陸連の規定通り」です。と言うことでしたが、関東学連の方から積極的に「スポンサー付けてOK]という情報は出ませんでしたが、日本陸連規程だからOKなんだ!という理解でスポンサー探しが本格化しました。この時点でも各校の監督はどう動いていいのかという感じだったと思います。

 

競走部は佑樹駅伝監督がこのあたりの感覚も鋭く(大手企業ですから)、まず義理があるところにお願いしましょう。ということでお声かけさせていただきました。それいいんじゃない!?というところもありましたが、そこは成立せずでした。

 

前出の代理店からは10チームまとめてスポンサードしたい企業が何社かあると金額も含めてオファー頂きました。企業にすれば1チームだと箱根駅伝とは言え先頭争いなどに絡んでTV画面に映る確率を考えた時のリスクヘッジを考えれば、「なるほど!」ということになります。新聞報道ではアマゾンなどの名前もでましたが、他にも大手製薬会社、電機メーカーなどのお名前も。新興企業の方からもコンタクトありました。

 

このタイミングでアルビレックス新潟の大野社長経由で「サトウ食品様」のお話しも頂きました。大野社長と佑樹駅伝監督が同期で仲が良いという経緯です。サトウ食品様は以前から日本陸連にもご支援してくれています。明治大学だけをご支援頂けるということで、また、明治大学の「個」を強くする、自ら切り開く「前へ」へが企業理念に共通するという、熱い想いをお伝え頂き、スポンサードをお願いすることとなりました。

 

www.jaaf.or.jp

 

11月中旬から大学へも状況報告を随時行っております。今後大学スポーツが産業化していくことを競走部は積極的に推進していきたいと、確認しております。他にも施策を打っております。

 

その為にはお金の流れの透明性や収益事業となった時の税務処理、会計報告などしっかりする必要があります。また大学法律顧問からは契約主体をどうするかなど、様々な問題提起があります。しかしながらどの部局でも今回の話は「とてもいい、有難い話し。」と好意的に受け止めてくれています。

 

大学スポーツは自発的な課外活動の一環として活動してきました。その運営母体もその部の卒業生組織によるOB会が主体です。明治大学は昨年度より大学組織の中に明確に体育会を位置付けて頂きました。他大学、新興大学などは最初からその形態です。教育の一環、課外活動、という位置づけだけでなく、広報宣伝活動の一環で大きな予算をとってチーム作りをしております。

 

明治大学は活動予算は、多分、箱根参加チームの中で一番少ないと思います。またスタッフも基本的にボランティアです。ネットには競歩のコーチが多くて、競歩のコーチの人件費になるような寄付などしたくない。なんて書き込みもありましたが、日々の指導活動に関わる経費(旅費交通費のみ)しか負担しておりません。佑樹駅伝監督のプロとしての力量、結果に応える仕組みも現在はありません。

また、ど真ん中におくべき学生の住環境も非常に厳しい物があります。今回スポンサード頂いた資金で是非、住環境、トレーニング環境の改善を図りたいと思います。

 

大きな話では、大学スポーツがどんな価値を生み出せるか、そんなことの挑戦となる今回の箱根駅伝スポンサードとなると思います。箱根駅伝を見て多くの企業様もスポンサード出来るの?と気づかれるでしょうし、学校側もスポンサードしてもらっていいの?となると思います。

 

アメリカでは大学スポーツがその大学の経営に大きく関わるようです。寄付金が1兆円を超える大学もあるようです。日本では慶応と東大が400憶くらい、100分の1しかありません。競走部の活躍が大学にも寄与したいと思います。

 

箱根で一番恩恵を受けるのは間違いなくNIKEです。シューズの使用率の高さが金銭的にスポンサードした企業以上の直接的な宣伝効果となるでしょう。ナイキに時価総額は18兆円にもなるそうです。(フィードバックしてよ。)

競走部はアディダスにご支援頂いております。恩返ししたいです。

 

スポーツの持つ力、価値、このコロナ禍で学生も色々感じています。考えています。学業という教育現場に先行して、活動を再開していることに、批判的な声も我々のところに届いておりますし、規制もあります。当然のことと思います。

 

大学の体育会というと全ての価値観を同一方向に揃えがちと思っているかもしれませんが、様々な価値観を求めあっています。まさに個を磨き自ら切り開く「前へ」!

 

そういった意味で、学生から「今回の経緯を教えてください。」というのは嬉しい。

 

そして昨日は箱根に出場できない4年生の競技が終了。

「本当に4年間よく頑張った。君たちを誇りに思う!もうひと頑張り頼む!」

f:id:meijikyousou:20201214101051j:plain

 

サトウ食品様!本当に今回のご支援有難うございます。しっかり恩返し出来るようにがんばります。

f:id:meijikyousou:20201213202906j:plain

 

佑樹駅伝監督。実はレベルが違う。

原監督、大八木監督、酒井監督も凄いし敬意を表しますが、佑樹駅伝監督の旭化成という実業団で磨き上げた指導力はレベルが違うものだ!と最近実感しています。

f:id:meijikyousou:20201213210452j:plain

 

箱根駅伝の活躍で他ブロックのレベルもあがります。

引き続きご支援、ご声援よろしくお願い申し上げます。

f:id:meijikyousou:20201103153932j:plain

f:id:meijikyousou:20201103153648j:plain

 

 

 

TRACK & FIELD シーズン終了*自分の成功は自分でつかむ!

11月22日(日)関東インカレ終了。

 

相模原ギオンスタジアムでのアナウンス「関東インカレ6日目、最終日です。」

 

「6日目!?か。3回の日程に分けてよくぞ開催してくれました。」と関係者に感謝の念でいっぱいです。

 

大変な状況の中、色々な批判や、楽に流されそうな状況を乗り越えて、とにかく開催しようと模索し、実行してくれた学連の学生諸君、役員の皆様に感謝です。

 

競技会でしか感じられない事、確認出来ない事、わからない事が沢山あります。

特に感じたのは、自分たちは相当頑張って来たけど、まだまだ頑張っている人たちが沢山いる事。上には上がいる事。

能力ではなく、知恵を絞って、工夫して、説得して、理解してもらって、動いて、こんあ時でも上を目指す意欲。覚悟や努力の量みたいなもの。

 

うちの大学もここまで相当よくやったと思う。結果にも出ているし。

雰囲気や空気に流されそうになった時にコーチ陣が出来る事をしっかり提案してくれた。他の大学も自粛しているから、世の中がこうだから、これでいいやと妥協しなかった。

 

これはチーム内にもしっかり根付いてきていると思う。

 

箱根駅伝に向けてチーム内で熾烈な競争の真っ最中だけれども、上手く行っている選手や、強い選手が失敗すれば、相対的に自分が優位になるという考えは一切ない。

人の失敗や不幸で、成功や幸福は得られないことは学生は凄くわかっている。

自分の成功は自分でつかむものだ。

競技会に出るとそんな思いが一層強くなる。

 

しかし、下で合わせなさいという空気が強いのも事実。

体育会だけなんで?というお声があるのも事実。

そんな声にも胸を張れるようにしっかりした行動をコーチ、選手に求めて、100%以上に応えてくれていることに、ここまで出した目に見えるパフォーマンス以上の成果を感じ、今の選手たちを誇らしく思います。

 

引き続きご声援よろしくお願いいたします。

 

 

例年行っている校友会の皆様との交流会も今年はいくつもお断りさせていただきました。来年コロナ収束したらまた皆様と交流させて頂ければと思います。

f:id:meijikyousou:20201124123251j:plain