競走部監督ブログ 

明治大学体育会競走部監督園原健弘のブログ

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競歩ブロック合宿レポート:長野志賀高原

競歩ブロックの夏合宿が長野の志賀高原で8月9日~15日の日程で開催されています。

 

今回の合宿は全国の競歩選手の合同合宿となり総勢50名を超える大所帯となりました。びわこ成蹊スポーツ大学の倉田吉之コーチ(明大競走部OB)を中心に、順天堂の森岡コーチ、東海大の小島コーチ、そして私と4名でサポートしています。

明治の他には、びわこ成蹊スポーツ大学、順天堂、東海大学、日大、立命館関西大学関西学院同志社龍谷大、福井工業大学、その他実業団からも何名か参加しています。

 

志賀高原競歩の合宿地として定着してもう30年くらいになると思います。標高が高く涼しく、(部屋にはエアコンありません。)お盆期間でも交通量が少なく快適なトレーニング地です。競歩の場合は片道1Kmのフラットのコースがあればトレーニング出来るので、ここは最適です。ほぼ4.5KMくらいのフラットなコースが取れます。

 

それぞれレベルや目標は様々ですが、アスリートスポーツとして取り組む選手達の真摯な姿は高原の爽やかさにも増して、気持ちが整う感じを与えてくれます。

 

明治以外の学生とも多く接するのですが、前途洋々たる若者の前立つ緊張感、ドキドキする緊張感ではなく、競技力を高めてほしい、人間力を高めてほしい。競歩に出会って良かったと思えるような人生にしてほしい。そんな想いを伝えたいという緊張感です。

 

2016年から再度競走部のスタッフに復帰してから、希望ではなく失望を与えたまま卒業させてしまった学生がいることも事実。どこかでわかってくれるはずと都合よく考えてもみたりするのですが、学生の前に立って常に鍛えられるのは我々(スッタフ・大人)の方だと強く感じています。

 

希望を抱かせるつもりでも、瞬間的に失望に変わる空気感。そんな緊張感をもちながら過ごす合宿は背筋がすっと伸びるような心地よさです。

 

今日の午後練習はロンドンオリンピック50KM競歩7位の森岡君のフィジカルトレーニング。昨日飲みながら頼んだら心地よく引き受けてくれました。

 

競歩チームジャパン。強くなるノウハウはどんどん共有していきます。

 

明治の競歩が再度光り輝くように頑張ります。

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