現況報告をなかなかできない状況です。
このコロナ禍の中、SNSなどの発信規制があり、部にも、個人にも規制をかけております。どうしても、体育会活動、スポーツ活動が優先されてまたは特例的に(実際は厳しく管理の上、申請許可されての活動です。)動いているように見られている傾向があり発信を自粛するように求められておりました。
現在、我々の全ての活動には、事前のPCR検査陰性が必須となっており、選手、スタッフは何回も検査を受けて活動しております。しっかり管理が出来て、回りに迷惑をかけないという確約が必須となっております。かつ、強制力をもたせずに。
駅伝関連は順調(?)に例年通りに強化出来ております。
そんな中、9月17日~19日の3日間、埼玉県熊谷市において全日本インカレが開催されましたので結果報告です。
◆男子 1500m予選
・馬場 勇一郎 3′48″24 4着
◆男子 400m 予選
・橋元 優成 47″73 3着
・野口 航平 48″14 4着
◆男子400m 準決勝
・橋元 優成 47″91 5着
◆男子4×100mR 予選
・小林 枚也
・木村 稜 39"96 3着 明大新
・木村 颯太
・村松 璃久
◆女子100mH 予選
・石井 あや 14″53 (+0.2) 6着
◆男子4×400mR 予選
・野口 航平
・村松 璃久 3′12″10 3着
・石川 雅也
・橋元 優成
◆男子800m 予選
・堀田 聖尊 1′51″45 3着
◆男子800m 準決勝
・堀田 聖尊 2'00"78 8着
◆男子200m 予選
・木村 颯太 21″15 (+0.6) 3着
・木村 稜 21″01 (+0.7) 3着
◆男子200m 準決勝
・木村 颯太 20″94 (+0.9) 2着
・木村 稜 21″03 (+1.4) 4着
◆男子200m 決勝
・木村 颯太 20″92 (+1.3) 5位 明大新
◆男子10000mW 決勝
・古賀 友太 39'45"90 1位
・濱西 諒 41'04"29 3位
・清水 海地 42'48"76 13位
◆男子三段跳 決勝
・鈴木 憲伸 15m34 (-0.8) 15位
対校得点争いには、それほど意味がありませんが、数値として出るので以下の通りでした。男子トラックだけでみれば全国6位の大学です。男子総合では14位。
この大会で長距離以外の4年生が引退と言うことになる4年生にとっては陸上人生の集大成となる大会です。大学の4年間ではなく、中学生くらいから取り組んで来た陸上競技人生の終わりの大会です。
特に今年の4年生は大学生活の半分がコロナ禍の中での活動となりました。短距離ブロックは昨年の3月以来、今年の夏も、チームとしての合宿は一切許可されず、更に今年はグランドの改修もあり、かつオリンピックもあったので、夏の練習はジプシー状態で毎朝、練習グランドを探すところから始まる状況。本当に迷惑と苦労をかけた4年間だったと思います。
昨日も、流れ解散しようと思ったら、主将の石川が、最後「集まりましょう!」ということで4年間の思いと、後輩への思いを語ってくれました。
今年の4年生には色々勉強させてもらいました。主将の石川は、チームへの貢献こそ個が磨かれると認識して、まさに求められる主将像をど真ん中で貫いてくれた選手でした。片や少しメインから外れたところで4年間頑張った選手達からは多くの事を学び、私の考え方が相当変化してきました。
推薦入学で入った学生にとっては、陸上競技に真正面から向き合って結果が出なくても「4年間向き合え、結果が出ないのは努力が足りないからだ!」と以前は思っていましたが、今は全くそんなことは思わなくなりました。競技を続けていくと、どこかのタイミングで自分の限界点を見つけてしまうことがあります。最初は否定しつつ、まだできる、他のアプローチ法があるかもと、模索しますが、そこから色々な葛藤が始まります。その労力はその到達点の価値と見合うのか?その労力にかける時間やエネルギーを他に使うべきでないのか?日々悩みだします。
そんな悩んでいる姿を見て、「やる気がない!」と厳しい言葉をかけたりもしました。もっとひどい場合は、「勉学を逃げ道に使うな!」などと、(競技も勉学も両方頑張れとの思いでしたが)選手から「勉強頑張る事は逃ですか?」などと顰蹙も買いました。
確かに、推薦入学で入ったからと言って陸上競技に縛り続けることはある意味酷な事なんだろうと思うようになりました。出来れば二兎を追ってくれ!と各方面の体裁を考えるような指導もしましたが、手建と本音を上手く使い分けて学生も頑張ってくれました。心の中では人生という大きな枠でみると彼らの方が王道!?とか思ってますが。
どこかで、本人達からの許可が出ればまたここで紹介したいと思います。私が「逃げ道」と言ったところで、相当頑張っている姿の報告があり。嬉しく思っています。狭い世界に閉じ込めようとしていた自分に反省です。
4年間の半分が、まともな活動が出来なかった今年の4年生達には感謝しかありません。グランドに途中から来なく(来れなく)なった4年生も含めて誇りに思います。