競走部監督ブログ 

明治大学体育会競走部監督園原健弘のブログ

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緊急2022年箱根駅伝報告

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 

箱根駅伝では皆様からの沢山の応援、ご支援を頂き本当に有難うございました。

 

しっかり現状分析をしてブログをアップさせようと思いましたが、報告会もありませんでしたの緊急でアップさせていただきます。(昨日動画撮影しておりますので各選手、スタッフのコメントはYOUTUBEへアップいたします。)私からコメントが遅れたためか、競走部のSNSのダイレクトメッセージ、競走部メールなどにご批判のご意見を多数いただいております。基本マネージャーが管理しておりますが、学生が対応するには少し負担が大きく、目にするのも辛い、心無い内容もありますので、こちらで対応させて頂けれと思い緊急でアップいたします。

 

 

 

結果は総合14位。2年連続シード権を逃すという最悪の結果となりました。この結果は本当にショックです。昨年のシード落ちより非常に危機感を感じております。皆様の期待にまたもや応えられませんでした。

昨年は優勝候補と言われながらシード落ち

今年は5位目標、シードは必ず取ると言いながらシード落ち

ご批判を頂くのも当然の結果です。

 

皆様から頂いたご意見には紳士的に建設的に頂いたものも多くあります。その一つをご紹介させていただきます。このブログのコメント欄でいつもコメントを頂く薫風様からのものです。ずっと応援頂いております。皆様のお気持ちを代表して頂いているお声と思いますのでご紹介させていただきます。

 

園原さま
箱根駅伝が無事に終わりお疲れ様でした。
我が母校は一度もシード権に加わることもなく14位の惨敗でした。
去年の悔しさを生かして反省し、さまざまな戦略を立てて今大会に臨んだと思いますが、結果は昨年と同じ繰り返しになりました。
1区から波に乗れず、昨年の展開を見ているようです。

これから部内総括をやると思いますが、まずは園原さまの結果についての要因をご教示願います。
真なる要因を追求しないと来年も同じ結果になると思います。

自分としては戦力充実のチームが何故シード争いにも加われないのか。
A大学とは戦力的には劣っていないのに何故こうも歴然と差があるのか、今持って不思議でよくわかりません。

これらを真剣に分析しないと来年も同じ結果になることは誰が見ても明らかです。
小手先を変えても強くなりません。

A大学のように抜本的な改革、大きく変えないと、いくら有望な選手が集まっても勝てないでしょう。
勝てないということはチームの士気にも関わり、有力な高校生が入学しないことにも繋がります。
自分はそこに危惧しています。

チームを大きく変えるため、ここは恥を忍んでA大学監督より、現状のチームを客観的に見て意見をいただく等勇気も必要ではないでしょうか。

残念ながら今の競走部からはここ8年、成長が止まっているように思えます。
この間に新興の大学が力をつけており、我が母校を抜いています。
これでは一生懸命練習している選手、応援するファンがあまりにもかわいそうです。

園原さま 
率直なご意見をお待ちしています。
ご教示を宜しくお願いします。

 

上記のご意見はおっしゃる通りです。とても感謝しております。コメントのご返信もしました。

今の延長戦上では毎回同じことになる繰り返し。しっかり受け止めております。結果には必ず原因があります。要因もいくつか見えておりますが、ここでは発信出来ません。ただ、学生の頑張りが足りないのではなく、我々のマネジメントに問題があることは、昨日確認し認識しております。箱根駅伝への取り組みにあたっては、単純なスポーツパフォーマンスの向上だけでない、多様な視点での判断が必要です。特に応援して頂ける皆様の中には優れたマネジメント能力をお持ちなだけに歯がゆく感じる事と思います。

 

今回の結果は偶然ではなく必然です。流れが悪かったから力が発揮できなかったというようなものではなく、根本的に何かが間違がっているとしっかり認識しております。皆様のご意見はしっかり受け止めております。

 

選手は1年間本当にしっかり努力してくれました。その努力が実らなかった、結果が出なかったのは、私のディレクション、マネジメントの間違いによる責任大です。

 

ここからしっかり内部総括をして改革すべきはして再度前に進んで行きます。しっかり原因を分析して対策を打って取り組んでまいります。

 

大きな人生の中で、今回の4年生はこの悔しさをどこかで晴らしてくれると思います。期待に応えられない可能性もあるからと、目標を小さくしたり、過小にしたりして生きてほしくないと思っています。失敗は人生につきもの、こんな時こそしっかり前も見て、顔を上げて進む気概を見せたいと思います。また回りもこの谷に時こそ支える、苦難の時ほど支える人たちであってほしいと思います。昨日来、競走部OBからも厳しい言葉を頂いておりますが建設的に批判を頂けれと思います。こちらもしっかりと見ています。場合によってはもう応援してほしくないと思っています。

 

昨年は箱根駅伝という過大評価の情報に溺れていた感がありましたので、情報発信は控えておりました。箱根駅伝は素晴らしいイベントです。私も大好きです。人生そのものになっている人もいるでしょう。ただ、マスコミの記事の中には考察の薄い物も沢山あります。メディアの魔力に我々が学生が飲み込まれないように、常に軸をどこに置くかをしっかり持って対応したいと思います。箱根駅伝という4年間の脚光がその後の学生たちの人生をより豊かにしていけるようにしたいと思います。

 

昨日の箱根駅伝では完敗でしたが、人生では敗者にならないようにしっかり生きて行く力を明治の学生はつけていると思います。

 

人間万事塞翁が馬!いいこともあれば悪い事もあります。

 

 

ただ、あまりにも心無い言葉や行き過ぎた言葉も多くあります。我々は皆様に後ろ指をされるような取り組みはしておりません。学生にはSNSのダイレクトメッセージの受け取拒否を指示しましたが、今のところ頑張っています。

 

レースを見ながら、何かを床にたたきつけたくなるような悔しさ、苛立ちだったと思います。本当に皆様の身体から力が抜けて、心労や怒りに満ちたことかと思います。本当に申し訳ありませんでした。

 

少し落ち着いたら、敗因、対策編をアップしたいと思います。書ける範囲で!

 

一時批判して頂いたら、また、暖かい眼で応援する気持ちになったらで良いのでまた応援お願いいたします。

 

本当に本当に皆様のご声援には感謝しております。

 

皆様の今年1年のご健康とご多幸をお祈りしております。

 

                                     園原