競走部監督ブログ 

明治大学体育会競走部監督園原健弘のブログ

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全日本大学駅伝、競歩古賀、U20 ご声援有難うございました。感謝感謝です。

全日本大学駅伝へのご声援、ご支援有難うございました。

 

11月1日の全日本大学駅伝では3位になることが出来ました。

皆様のご声援のおかげと選手、スタッフ一同感謝しております。

 

環境を改善、整備するのが私の役目ですがまだまだ不足しております。それでもこの環境(他大学と比べてマイナス面の方が多い)下で、佑樹駅伝監督、スタッフ、選手は最高のパフォーマンスを上げてくれました。スピード化する駅伝にしっかり対応してくれました。情熱だけではどうにもならない理論、スキルが必須の時代です。

 

本当に選手、スタッフのギリギリの頑張りの上で成り立っている現状の成績に常に危機感を抱いております。好成績になればなるほどその意識が強くなります。その頑張りを支えて頂いているのは皆様のご声援です。本当に感謝です。

 

終了後の夕食前のミーティングで佑樹駅伝監督が

「3番よかたなと思ったのは一瞬で、今日、舜平もいるし、富田もいるし、樋口もいるし、残ってる組で長倉もいるし、みんな調子いい選手がいるから箱根はもっと行けるな。とすぐに思った。」と。

 

私も今回初めて感じた感覚がありました。選手がみな好調だからこそ、どの選手を外すかの苦悩。そんな事を佑樹駅伝監督が終了後話してくれました。キャプテン前田に当日外れてくれと告げた時の様子。頑張ってくれた選手を本当は走らせたい想い。

ここが実は勝負の分かれ目になるのかも。と。

非情さを併せ持つ強さ。駅伝監督きつい仕事です。

 

そういった意味でもコロナ禍の中で良くチームをまとめてくれた4年生のがんばりには感謝です。この頑張りがいづれ大きな華を咲かせてくれますよ。

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ゴール後の聖人

増田明美さんをみつけて「写真撮ってもらいたいんですけど。」

増田さんが「あらっ。私の事なんか知ってるの?」

この気負いもなく淡々と過ごす感じがなんともいえない強さを感じさせます。

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駅伝NEWSの西本さんを見つけて挨拶したら写真撮ってくれました。有難うございます。

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佑樹駅伝監督、田村顧問、中川部長、鈴木聖人

 

 

終了後、皆様からラインやメールを多く頂き有難うございました。

 

駅伝以外も頑張ってくれてます。

競歩古賀も日本新記録です。三浦コーチとパチリ。

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10月25日(日)順大記録会

 

 

U20 日本選手権200Mでは明大勢が1位2位

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木村颯太 木村稜

 

皆様の暖かいご声援、厳しい叱咤激励!感謝です。

頑張りますので引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

関東インカレ・全日本大学駅伝4年生のエントリー嬉しい!

10月9日~11日まで延期となっていた関東インカレが相模原ギオンスタジアムで開催されました。

3期に分かれての開催となり、今年は対校戦形式でなく個人選手権のみの形で開催。

第1期は短距離、中距離まで。第2期が混成、3期が長距離・競歩という執念の開催。開催してくれた関東学連、関係各位のご尽力に敬意と感謝です。

 

個別の成績は競走部HPでご確認頂ければ幸いです。

特筆は新入生の活躍。100M2位、200M1位、1500M3位、4継1位。

更に推薦でなく一般で入部してくれた選手(入部すれば推薦も一般も関係ありません)が活躍してくれています。三段跳優勝の鈴木、入賞した佐藤、今回体調不良で参加見送った短距離の村松など、本当に頑張ってくれています。

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対校戦ではありませんが、来年の1部復帰を目指しているのでその現状把握として大切な大会でした。1期終わった時点でに対校戦での結果は以下の通り。

大東文化63点

学芸大 58点

明治大 52点

どのチームも無理に得点を取りに来ておりませんが(明治も400M、400MHなど予選通過しましたが決勝見送り)、1部復帰に可能性があると思います。

1部で残留できる以上の力をつけて2部をやっと勝ちあげれるレベルの戦いになると思いますので、しっかり力を付けたいと思います。

 

 

全日本大学駅伝に向けてはとても嬉しいことがあります。

エントリーメンバー構成

例年、「明治は4年生になるとエントリーできなくなる。」なんていうお声も多く頂きました。

今年は佑樹駅伝監督が色々な改革に取り組んでくれました。

丁度コロナ禍の前に4年生向けに研修。リテラシーからコンピテンシーへ、何故スポーツは世の中で存在するのか、やり切る意味。

また、ニューレックス様から栄養学指導。合宿所食事の改善。などなど。多くの改善をしてくれました。

 

コロナ禍で解散中の4月、5月は佑樹駅伝監督、前田主将、飯田主務中心にチームを本当に良くまとめてくれました。外出禁止にしていたので毎日昼食のお弁当を八幡山駅前に買い出しに行ったり、感染対策に尽力してくれたり(現在も実行中ですが。)。トレーニング以外で4年生がチームを支えている姿に本当に嬉しく思います。

 

コンピテンシーとは

団体での目標達成に向けて、ひとりひとりが役割を理解して持続的に取り組むことから学んでいくことの意味が、教育課題として定義し直されてきていること、体育会競走部の取り組みは、それに即したかなり強力な教育プログラムとしての性質を有しているのではないかということを、仮説的ではありますが、学生諸君に問いかけ、実践的に取り組むことを促したいと思っています。

 

これがしっかり出来ています。目に見える結果(記録や順位、区間賞)だけでなく内面で組織に貢献した達成感。また我々もその部分はしっかり認めていきたいと思います。

 

今年のチーム目標は

・3大駅伝での上位入賞

・関東インカレ1部復帰

・4年生の活躍

 

3つ目の4年生の活躍はもう結果がでました。競技会での活躍だけでなく競走部の運営に関して大きく活躍してくれています。

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全日本インカレご報告:感謝感謝感謝です。

このタイミングで学生陸上界が動き出したのは本当に喜ばしいことです。

もちろん喜んでんない人(批判的)がいるのも承知しております。

以前から感じている事ですが、日本においてのリスク管理の仕方が、非常に短絡的、安易な方向に流される傾向があると思っています。

 

100万分の1でもリスクがあれば中止。→例えば、学校でプールの飛び込み禁止とか。レバ刺し禁止とか。

 

一番低いところに全体のフォーミュラを合わせる。→例えば、健康つくり教室で怪我をしないように、強度の低いプログラムしか展開出来ない。

 

オプション的な責任権限以外の活動を認めない。→例えば、陸連の遠征でイタリアのレース(陸連派遣)に出たとする、ついでに個人でスペインのレースにも出たい。この場合イタリアから転戦でなく、一度日本に戻ってから行きなさいと言われる。(今はそんなことありません。)

<例えが上手くなくて、ちょっと心配ですが。>

 

今回は実態が見えない部分、多くの人の生死にかかわる部分がありますので慎重に再開は検討されるべきとは思いますが、リスクの管理をしっかりしながら開催に動き出したことは、学生にとっても、我々にとっても非常に大きな経験になると思います。

この経験を日本を元気にする原動力にもしてほしいと思います。

 

開催にあたっては各所で、義務が発生します。我々も8月28日~終了後2週間の体調チェックシートの記載。厳格なIDによる参加者管理、競技場への入場時の体温チェック。などなど。大学責任者としての出場者の体調管理を把握している旨の毎日の申告書提出。

 

今回は、日本学生連合の競技役員、新潟医療福祉大学、新潟国際情報大学、アルビレックス新潟の皆様の献身的なサポートにより開催に至りました。平時なら何も感じないであろう、こうしたサポートに、スポーツを、イベントを、支えてくれている人たちの存在の大きさを改めて感じました。

 

競技会は無観客だということを除けば、競技力面でも、運営面でも平時と全く変わらない素晴らしい競技会でした。

 

改めてこんな状況でもやるやつはしっかりやっている。

一部ではこんな状況でトレーニングを継続することに対する批判や公平性を欠くなどの意見もあります。

「こんな状況でも」とは、制限された中でも、出来る事を考え、やっているという意味です。今までと同じことをしていたわけではありません。トレーニング場所、時間、コーチングの問題、それぞれがクリアするべきことを考えに考え実行した結果です。思考停止状態にならず、最善の模索をあきらめない態度が大切と痛感しました。

 

明治大学においても、緊急事態宣言時は一旦解散状態にして、合宿所に残る人間、帰省する人間、それぞれの選択に任せました。基本は今もそのフォーマットです。強制力のない状態で活動は続けています。

 

そんな中、選手たちはしっかり結果も内容も見せてくれたのではないでしょうか。

 

対抗選手権なので個人の結果とともに総合成績も見る訳(戦前はそんな意識が働くとは思ってもみませんでしたが)ですが、終わってみれば総合15位、トラック部門9位となり選手たちの頑張りに感謝です。大学として学生陸上界の盛り上げに少なからず貢献出来たと嬉しく、また誇らしく思います。自分の大学、自分たちだけよければ良いという感覚でなく、全体の発展を考えて動いてくれるスタッフに感謝です。

 

個々の選手の戦評もしたいところですが、結果は競走部HPなどをご参照ください。

 

1年生で200Mに出場した、木村稜がしっかり自己ベストを出したのは称賛に値します。入学以降八幡山で黙々と頑張る姿、7月の終わりにはレポートを朝の5:00まで作成しながら文武両道で頑張っている姿も目にしていたので、結果が出て本当に良かった。しかしまだまだ上には上がいると叩きつけられもしました。

 

参加した全ての選手が結果以上のレースをしてくれたのが本当に嬉しく思います。

 

これも、豪副監督はじめ、コーチングスタッフ、坂井トレーナー、飯田主務の献身的なサポートの賜物です。本当に身を削るような半年を過ごしてくれているスタッフには感謝しかありません。

 

そして、多くのご支援、ご声援を頂く皆様のおかげです。目に見える大きな結果で恩返し出来るように頑張ります。引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

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全日本インカレ参加!

全日本インカレ9月11日~13日開催されます。

開催までご尽力頂いた皆様へ感謝です。

 

厳しいオペレーション(事前の体調管理チェックシート、IDでの厳格な入場制限、ココアのインストール、一般の皆さまの観戦不可など)ですが、競技出来る喜びをみんなで感じ取ってこようと思います。

 

ターゲットナンバー制(参加者人数制限)での開催ですので、標準記録を突破していてエントリーしましたが、出場できなかった選手もいます。

5000M,10000Mはフルエントリーしましたが、全員出場は叶いませんでした。

 

また、ターゲットナンバーまで満たない種目もあり、大学によっては出場規制がかかっていたり、コロナ禍でコンディション整わずの状況が見えます。いずれにせよこの状況で開催出来る事に大きな意義があります。

 

我々も、大学への出場願いを出して、許可されての参加となります。

 

今シーズン我々の初戦となる大きな大会です、しっかり戦ってきます。

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【新生】You Tube 明治大学体育会競走部公式チャンネル

You Tube 明治大学体育会競走部公式チャンネル

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2月26日から自粛制限、4月から活動停止、6月から条件付き活動再開。

 

限られた八幡山の空間の中で、与えられた環境の中で,

日々頑張っている彼らの姿をご覧ください。

 

我々(競走部)以上に制限された一般学生の皆様、特に全くキャンパスライフを送れない新入生の皆様にエールを送りたいと思います。

 

「一緒に頑張りましょう!」

大学生の年代が一番制限されています。

競走部の現状をお伝えしたいのですが、SNS、HPでの情報の出し方に少しだけで制限をかけられています。原則体育会活動は活動停止状態を基本に、申請許可ベースで動かしている現状があります。夏季合宿についても情報発信は控えております。

 

みんな元気にやっております。

 

社会的にみても大学生の年代が一番行動制限かけられているのではないでしょうか!?

 

大学は4月以降、入構禁止、授業はリモート授業、テストに変わって多大なレポート提出。かなり心身を痛めつかれれている状態です。特に新入生は孤独と不安で相当なストレスを抱えていると、部長からも連絡ありました。

 

競走部は、合宿所生活で八幡山での活動は許可されていたので、新入生も先輩のアドバイスを受けながら、朝5時までレポートを提出し、その後練習に出てくる選手もいました。疲れてはいますが、競走部の練習と併せてメリハリのある生活を送れている方でしょう。

 

体育会の活動が、教育の現場に先立って動くことにすべての人が好意的に見てくれる訳ではありません。それは我々も選手もしっかり認識しています。選手は今の状況をしっかり理解して自己を律して八幡山でストイックな毎日を送っています。

 

そして、大学からの競走部への信頼感もしっかり受け止めています。今のスタッフがしっかり活動してくれている事、西SVが長年に渡って大学との信頼関係をつくりあげてくれたおかげで、ある程度の活動が許可されています。

 

大学生の年代だけが、学校にもいけずSTAYHOMEを余儀なくされている現実。本来であれば社会を先導するような動きを取るべき年代、機関ではないのかと考えつつ。

 

「競走部だけでも動かそう!」と思っても現実はそうはいきません。

 

それでも、競走部の活動が在校生や校友の皆様を元気付けられるような準備もしています。

 

競走部の三浦コーチと坂井トレーナーがトレーニングジャーナルで「エビデンスに基づく競歩レーニング」を執筆中です。自粛期間中に時間できたので、構想して出版社に営業して執筆してくれています。優秀な三浦コーチを明治大学だけでは独占できませんので、体系立ててまとめてくれています。明治からの恩返しとして、古賀が冬季トレーニングで取り組んだフィジカルトレーニングも坂井トレーナーがまとめてくれています。競歩関係者だけでなく、スポーツ指導者、愛好家にも共有頂ける内容です。

下の写真はサービスで(あまり出すと出版社にご迷惑がかかるので。)。

詳細はこちらへ → 

新連載『エビデンスに基づく競歩のトレーニング&コーチング-U18からマスターズまで-』(1/24回)

デジタル出版のみです。24回連載。

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