出雲駅伝の中止が発表されました。
残念です。
頑張って来た選手が可哀そうとか、今までやって来たことが無駄になる、悔しい、というような感覚の残念さは後ろのほうです。
多くの皆さんが決断を下すまでになんとか開催の道を探ってくれていたと思います。悲しむ人が多数いるであろうことを承知の上での開催中止をせざるを得ないような今の状況に、残念です。
佑樹駅伝監督から「選手をしっかりフォローします。」とラインが来ました。
出雲は明治の距離という自負もあったし、1500Mの佐久間も自己新、櫛田も13分台でチームも上昇中なのでいい戦いが出来る、あわよくばという気持ちだったと思います。
事態をいつも淡々と受け止めるスタッフ、選手達なので大きな動揺もなく、ピンチはチャンス。大きな勉強の機会と捉えています。
社会の中で、駅伝が今必要なのか、駅伝によって、競技によって人々に何が与えられるのか、そんな事をしっかり考えてくれています。
選手には出場できなかったことが今後の人生にとってプラスになるように転換してもらいます。
スポーツは、「する人、観る人、支える人」で成り立ちます。
する人が目立つので「する人の大会」と思われがちですが、多くの支えがあって成り立ちます。
支える人や観てくれる人、そしてステークホルダーの皆様(今回は富士通・出雲市が大?)がそれぞれ心地よく取り組める条件が揃わなければ開催は難しいでしょうね。
「こんな時に大会やりやがって!」という声を「頑張ってるな~!俺も、私も頑張るぞ~」に変えられると思っておりましたが。
私のポジションにいるとスポーツ好き、駅伝ファン、陸上ファンの皆様のお声が良く届くので、偏っているかもしれませんが、この大変な状況の中で、選手達の頑張りが、皆様の日常に楽しみや元気、勇気を与えられるような気がしておりました。そんな事が出来なくなることがもう一つの残念です。
支えて頂く皆さまのリスクを取り除くには時間が足らなかったですね。特に陸上競技の審判や補助員、観察員をしてくれる皆様は60歳以上の方が多く、日ごろから本当に感謝しかありません。元旦競歩などをやってくれている姿をみると本当に感謝感謝です。
選手達は、どんな苦難があっても心おらずに頑張ります。この難局をみんなで乗り越えていきましょう!
25日のトレーニング風景をご覧ください。
出雲駅伝中止ですが、「前へ!」
— 園原健弘 (@sono0629) 2020年7月27日
この難局を皆で乗り越えましょう! pic.twitter.com/hpIgWNzmoN